2015年テレビで放映され、大変な反響を受けた不老不死をテーマにした放送ですが、この時キーワードとして挙げられ一つの物質がNMNでした。NMNは、長寿に関連するサーチュイン遺伝子を活性化させるものとして、大いに注目されたものです。

女性この物質を発見したのが、日本の科学者であり、ワシントン大学医学部チームを率いた教授の一人でした。教授の率いたチームの論文は、アメリカの権威である科学雑誌に掲載され、そこに書かれた臨床実験では、1年間の実験でNMNも経口投与したところ、マウスの若返りが見られたというものです。またその後、ハーバード大学の別の教授の実験によると、生後22カ月のマウスに同じくNMNを与え続けたところ、同マウスが生後6か月相当のマウスと同程度に若返ったという実験結果が得られました。

一般的なマウスの寿命は約2年とされていますが、これを単純に人間に比較してみると、60代の熟年者が20代の若者に変化したということになります。この臨床実験によってわかったことは、NMNによって活性化された脳の視床下部の細胞が、老化を止める指令を送ることで、臨床実験マウスの若返りにつながったのではないかと考えられています。