NMNの様々な効果

おばちゃん若返りを促進するとされるNMNの発見により、人類は大きな第一歩を記しました。不老不死は、人類の一つの大きなテーマであり、死はいつの時代においても、人間にとって最大の恐怖でした。しかし、このたびのNMNによるサーチュイン遺伝子の活性化によって、若返りにつながるとあって、世界中の研究機関で様々な研究がおこなわれてきました

その中で、若返り以外にもこのNMN、つまりニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドが、様々な効果を示すことが分かってきたのです。まず、血糖値を正常に戻す働きがあり、これは糖尿病の克服につながります。また、高齢とされる女性から古い卵子を取り出して、この卵子を若返らせるという実験も行われています。一般的に女性の場合、高齢になればなるほど、妊娠しにくくなるということがわかっていますが、この実験によればさらに卵子のDNAを改変することで、疾患がゼロの受精卵を作り出せるということで話題になっています。

日本でも、NMNの実験や検証が行われていますが、加齢によって増えていく病気を予防するべく、人体による臨床実験も行われ始めています。こうした実験で、すべてのメカニズムが明らかになれば、医師の人手不足も解消することでしょう。

NMNと若返り

おじいちゃん日本人の教授が、NMNに若返りの作用を発見して以来、世界中で様々な実験が行われてきました。発見当初は、マウスによる臨床実験でしたが、現在では次の段階である人体による臨床実験も行われています。しかし、科学がここまで発展した現段階でも、老化のメカニズムははっきりとわかりません。いくつかの物質が、老化を促進することはわかっていますが、老化のメカニズムは非常に複雑で一つの物質や成分、あるいは細胞の働きで理解できるものではないのです

ですが、老化のメカニズムが分からなくとも、若返りの技術が確立されれば、おのずとそのシステムは解明されていくのではないでしょうか。老化は単に、体のシステムが衰えていくだけではありません。老化の先には常に死がつきまとい、体のさまざまな部分が老化によって弱り、免疫力も低くなっていき、これらが病気につながっていくのです。

しかし、若返りが実現すれば、こうした体の衰えや病気も克服することにつながっていきます。これまで、どのような薬でも、またどのような方法によっても老化を止めることはできませんでしたが、NMNによるサーチュイン遺伝子の活性化で、人類は大きな岐路に立たされたといっても過言ではないでしょう

NMNと長寿遺伝子

2015年テレビで放映され、大変な反響を受けた不老不死をテーマにした放送ですが、この時キーワードとして挙げられ一つの物質がNMNでした。NMNは、長寿に関連するサーチュイン遺伝子を活性化させるものとして、大いに注目されたものです。

女性この物質を発見したのが、日本の科学者であり、ワシントン大学医学部チームを率いた教授の一人でした。教授の率いたチームの論文は、アメリカの権威である科学雑誌に掲載され、そこに書かれた臨床実験では、1年間の実験でNMNも経口投与したところ、マウスの若返りが見られたというものです。またその後、ハーバード大学の別の教授の実験によると、生後22カ月のマウスに同じくNMNを与え続けたところ、同マウスが生後6か月相当のマウスと同程度に若返ったという実験結果が得られました。

一般的なマウスの寿命は約2年とされていますが、これを単純に人間に比較してみると、60代の熟年者が20代の若者に変化したということになります。この臨床実験によってわかったことは、NMNによって活性化された脳の視床下部の細胞が、老化を止める指令を送ることで、臨床実験マウスの若返りにつながったのではないかと考えられています。

NMNと遺伝子

聞き覚えのある方もいらっしゃると思われますが、サーチュイン遺伝子とは、抗老化遺伝子とも呼ばれるもので、別名長寿遺伝子または長生き遺伝子と呼ばれており、このサーチュイン遺伝子の活性化により、寿命延長効果があるとされているものです。

錠剤サーチュイン遺伝子の作用メカニズムは、1999年に見い出されたもので、アメリカのマサチューセッツ工科大学のグループが研究発表したものです。論文によると、サーチュイン遺伝子の活性化によって合成されたサーチュインタンパク質は、染色体たんぱく質とDNAの結合に作用するとされており、この時遺伝的な調節を行うことで、寿命を延ばすのではないかと考えられています。現段階では、いくつかの真菌や線虫、ショウジョウバエなどで実験がなされ、寿命延長効果が確認されていますが、これらの実験そのものが肯定されているものではありません。

サーチュイン遺伝子は、空腹による飢餓やカロリーの制限などによって活性化されますが、最新の研究ではNMNと呼ばれるニコチンアミド・モノ・ヌクレオチドによっても、活性化が起きたとされる論文が発表されたことは、記憶に新しいことでしょう。サーチュイン遺伝子の研究は、まだ始まったばかりといえる段階で、まだまだ解明されていないことが多く残されています。一方で、ブドウの果皮などに含まれている、レスベラトロールと言うポリフェノールの一種によっても、活性化が高まることが知られてきました。

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